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エリート夫の暴言に泣く日々…妊娠中にDVシェルターに避難した妻の決断

そのままDVシェルターのような施設へ

 警察は夫が留守の間に来た。テーブルには、彩花さんが隠れている間に夫が飲んだたくさんお酒の空き瓶があったことから、「ご主人は酔って暴れるタイプなんですね」と警察に言われ現場検証が始まった。しばらくすると夫も帰ってきて、警察署で夫婦別々で取り調べが始まった。しかし、以前夫が浮気をした際に『何発でも殴ってくれ』と言われたことから、彩花さんも夫を平手打ちしたことがあったため、夫側は妻から日常的に暴力を振るわれていると大げさに話していたようだ。 「夫は事情聴取のあと家に帰されましたが、『奥さんは荷物をまとめて私たちと一緒に来てください』と言われ、警察署で朝が来るのを待ち、そのまま母子シェルターのような施設の担当に引き渡されました。そこには生活用品はそろっていましたが、携帯やパソコンなど居場所特定の原因になりかねない機器は使えません。なのでやることがなく、毎日読書や考え事をしていました。  そのシェルターには2週間くらいいましたね」

なんと「夫に会いたくなってしまった」

 これでしばらくは一安心かと思いきや、なんと彩花さんは夫に会いたくなってしまったのだという。これは完全に共依存の関係だ。 「本当にひどいことをされていたし人間扱いされていなかったのに、会いたいだなんて、典型的なDV被害者の心情ですよね……」。苦笑いしながら彩花さんはそう言った。  そして夫から「そろそろ帰ってくれば?」と連絡があり、彩花さんは帰宅した。この出来事で夫も何か考え直してくれたかと思いきや、帰宅したところで夫は本当に何事もなかったかのように接してきた。謝罪もなく「こんなことになってしまったけど、これからまたやっていこう」といった話もなかった。しいて言うと、外食に行った際に夫が「これは仲直りの記念」とニッコリ笑い乾杯したくらいだった。
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赤ちゃんを抱えて家を出た
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