エリート夫の暴言に泣く日々…妊娠中にDVシェルターに避難した妻の決断
夫はなぜかミルクさえ作れない
「夫はおむつを変えたりお風呂に入れたりするのも、ちょっと経験するお試し程度。何より、何度教えてもミルクを作れないんです。
あるとき、私が用事で3時間だけ外出しないといけなくなったときがありました。まだ新生児だったので2~3時間ごとにミルクが必要な時期です。それで、ミルクをあげないといけない時間だったのですが、赤ちゃんが寝ていたので『この子が起きたらミルクをあげてね』と伝えて家を出て帰宅したら、空腹で赤ちゃんがワンワン泣いているんです。そして夫はそれをどうにかして泣き止まそうとあやしている。『ミルクは?』と聞いても『あなたが3時間後帰ってくるのがわかってるからあげてない』と言われて。
で、夫はミルクを作ろうとせず何かを探しているんです。実は赤ちゃんってビニール袋のカサカサ音を聞かせると泣き止むという裏ワザがあって、彼は袋を探していたようなんです。で、ビニール袋なんて家にたくさんあるのですが、彼は私が以前使っていた無印良品の白い袋でないとダメだと思って、それを探していたらしいです。もう本当に意味がわからないです……」
ついに別居して「とても楽になった」
姫野桂
フリーライター。1987年生まれ。著書に『発達障害グレーゾーン』、『私たちは生きづらさを抱えている』、『「生きづらさ」解消ライフハック』がある。Twitter:@himeno_kei



