『鬼滅の刃』は今からでも見るべき?大人も夢中になる理由
鬼滅ブームは来年以降も続く?
向氏も、ステイホーム時期に幾度となく周囲から「いいアニメはないか」と聞かれ、その度に『鬼滅の刃』を薦めていたという。
「特に自分と同世代の人間は子供がいる人が多いので、そうなると『鬼滅の刃』一択になりましたね。家でアニメを見ながら子供と一緒に“〇〇の呼吸!”なんて遊べるのは無条件に楽しいと思いますよ。結果的に見た人は全員が良かったって言っていました。ステイホーム期間に親子で見ることによって、普段はアニメを見ない層も取り込めたんじゃないかと思います。ガンダムやエヴァンゲリオンも偉大ですが、今作こそアニメ初見の人間を捨てていない作品だと言えるでしょう」
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、’20年を代表する社会現象になったが、このブームは来年以降もまだまだ続くと向氏は考えている。
「原作がすでに完結しているので安心して後追いができる上に、アニメ2期が始まる可能性も高い。今後何年も『今更見られない』と自分の首を絞め続けるくらいなら、今見るのが得策です!」
【お笑い芸人・向清太朗氏】
吉本興業所属の漫才コンビ・天津のボケ担当。漫画やアニメへの造詣が深く、アニメ系イベントのMCや漫画原作者、ライトノベル作家としても活躍している
【ゾンビ学研究者・岡本 健氏】
近畿大学総合社会学部准教授。専門は観光学、コンテンツツーリズム学、ゾンビ学。独自視点での漫画・アニメなどのメディアコンテンツ論も注目を集めている
<取材・文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama




