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『M-1』4位の「錦鯉」が気になる!松本人志も「来年は引っ張りだこ」と予言

 20日放送、漫才頂上決戦『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で9番目に登場し、パチンコ台のネタで会場を沸かせたコンビ「錦鯉(にしきごい)」。惜しくも4位で最終決戦進出は逃したものの、キャラの濃さで妙に心に残る漫才でした。その健闘ぶりは、審査員の松本人志も「来年から引っ張りだこになるんじゃないですかね」とコメントしていたほど。
『M-1グランプリ2020』

(画像:ABC・テレビ朝日系 漫才頂上決戦『M-1グランプリ2020』公式サイトより)

 キャラも顔も濃い坊主頭・長谷川雅紀(まさのり)が放つ49歳という年齢を感じさせないおバカなボケに、見た目普通のおじさん・渡辺隆(42歳)が鋭く冷静にツッコむ、正統派ながらもクセになる爆笑必至の漫才が特徴の二人。結成8年、決勝初出場で4位となった彼らですが、今年のM-1グランプリで初めて知ったという人も多いかもしれません。

M-1で光ったオジサンコンビ

 M-1で披露した「キャラメルは銀歯泥棒」などのギャグや、「弟は46歳!」などのつかみで披露する年齢自虐からわかる通り、錦鯉のボケの長谷川さんは49歳、ツッコミの渡辺さんは42歳という“高齢”コンビです。  彼らは過去に組んでいたコンビをそれぞれ解散後、互いにピン芸人での活動を経て2012年に錦鯉を結成しました。昨年度のM-1グランプリ2019で、テレビで活躍する人気芸人が多数出場する敗者復活戦で順位は16組中9位ながらも大ウケしたことで注目を集め、それをきっかけに、2020年は前年に比べて「6倍ハネている」と本人たちが豪語する忙しさに。 『ゴッドタン』『そろそろ にちようチャップリン』『有吉ぃぃeeeee!』(いずれもテレビ東京系)などでその顔をよく見るようになりました。露出や収入が増えた結果、ボケの長谷川さんがコロナウイルスの持続化給付金が対象外になってしまったほどだといいます。

同世代・年下の売れっ子芸人もお気に入り

 彼らの面白さは、実はかねてから同世代の多くのベテラン芸人さえも唸るほどでした。博多華丸・大吉は5年以上前から自身のライブに呼ぶほど彼らを評価し、爆笑問題や有吉弘行などのお笑い界の大御所からもたびたび番組に呼ばれたり名前を挙げられるほど気に入られています。  後輩である千鳥もAbemaTV『チャンスの時間』で、奥歯がない長谷川さんがグルメレポートをするという企画で彼を呼び、その内容をイジりつつ絶賛していました。そして、忘れてはいけないのがタカアンドトシ。彼らは長谷川さんの札幌吉本時代の同期で、苦楽を共にした仲だといいます。今でも番組に呼んだり食事をおごってもらうほどだとか。  M-1で爪痕を残すことは、錦鯉本人たちだけでなく、苦労の過程を知り、そして評価する多くの芸人たちも喜んでいることでしょう。決勝進出者発表の際も、周囲にいたぺこぱや金属バット、ランジャタイなど、彼らと地下のライブハウスで共に戦ってきた盟友たちが自分たちの事のように喜んでいたことも印象的でした。
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錦鯉を見て、将来を悲観し涙する若手も?
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