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脱サラして売れない声優に転身、ある日消えた妻が残した“6文字のメモ”

朝目が覚めると妻と子が消えていた

 このような日々が、2年間ほど続いたある朝、衝撃的な瞬間が襲います。いつものようにダイニングテーブルについた時、そこには用意されているはずの朝食はなく、一枚の走り書きのメモが置かれていました。 朝目が覚めると妻と子が消えていた そこには、「もう限界です」の6文字。 「最初は、正直、何が起きているのか理解できず、頭の中が真っ白になりました。妻と2人の子どもが家に戻ることはなく、毎日、妻の苦しみに気づけなかった自分を責めました」  そして、翌月には離婚が成立。 「離婚の前後は、悔やんでも悔やみきれませんでした。離婚後、半年くらいは立ち直れず、酒におぼれることもありました。また、慰謝料と養育費を払うため、アルバイトの数も増やさざるを得なくなってしまい…。でも、ある意味、吹っ切れたというか。落ちるところまで落ちたから。ここまで来たら、やれるところまでやってやろうと思いました」

夢を追い続ける柴田さん

夢を追い続ける柴田さん アルバイトに追われる生活に変わりはありませんでしたが、オーディションを受ける数は絶対に減らさなかった柴田さん。そして、離婚の前にはチャレンジしなかったような営業先にも出向くようにしたそうです。 「あれから数年が経過して、少しずつではありますが、声優としての仕事も増えて、多いときは、月に2~3本の仕事をもらえるようになりました。10万円ほどの収入になります。声優一本で食べていくには、まだまだですが…(苦笑い)」  夢を諦めず、挑戦を続ける柴田さん。最後に、現在の目標を聞いてみました。 「今の目標は、私が出演している作品を(自分の)子どもたちに届けることです。諦めずにチャレンジを続けた姿から、何かを感じてくれれば」  柴田さんの挑戦は、これからも続きます。 ―私のドン底記― <文/スノーマン イラスト/カツオ>
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