生理前によく情緒が不安定という人がいますが、それはPMSである可能性ががあります。
生理に関連した身体的または精神的な症状を、PMS(月経前症候群)と呼びます。20代前半から閉経までに、2~10%の確率で起こるとされていて、具体的な症状は次の通りです。

1. 気分の不安定
2. イライラしやすい、怒りやすい
3. 不安感・緊張感
4. うつ状態・自己評価の低下
5. 仕事・趣味などへの興味消失
6. 倦怠感・エネルギー低下
7. 集中力低下
8. 食行動変化(甘いものを食べたくなるなど)
9. 睡眠障害
10. そのほかの身体症状(乳房緊満感・体重増加・むくみ・頭痛・肩こりなど
これらの症状のうちいずれか、あるいは複数が、排卵後から生理開始前1週間頃に出現して、生理開始後数日の間になくなる場合はPMSが原因である可能性が高いです。
PMSが理由で情緒不安定になっているなと思ったら、無理をせずに身体を労り、バランスのいい食事や適度な運動、十分な睡眠など、健康的な生活を心がけましょう。