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全米が興奮、保護犬がファーストドッグへ大出世。ホワイトハウス入りしたワンニャンたち

 ジョー・バイデン米大統領就任にともない、アメリカ伝統の“ファーストドッグ”が4年ぶりにホワイトハウスに復活。
 うち1匹が動物保護施設から引き取られた保護犬であることから、歴代初の保護犬ファーストドッグとして、非公式インスタグラムの開設やZOOMを使った「大統領ドッグ就任パーティー」が開催されるなど、注目を集めています。

4年ぶり初の保護犬ファーストドッグに全米大興奮

 1月24日、ホワイトハウスにジャーマン・シェパード2匹が移り住みました。  この日、ホワイトハウスにやってきたのは、バイデン夫妻が2008年にブリーダーから購入したチャンプと、2018年にデラウェアの動物保護施設から引き取ったメジャー。
 アメリカでは、大統領家族がペットを連れてホワイトハウスに移り住むことが伝統。ジョージ・ワシントン以来、やんちゃな犬を飼っていたことで知られるロナルド・レーガンや、犬と一緒に親子2代でホワイトハウス入りしたパパ・ブッシュと息子のジョージ・W・ブッシュなど、歴代大統領のほとんどが犬を飼っていました。  ところが、前大統領のドナルド・トランプは「時間がない」「嘘くさいと思われるのはイヤだ」を理由に、犬に限らずいかなるペットも飼わなかったため、ホワイトハウスにペットが戻ってくるのは4年ぶり。
 全米での注目の高さは、2匹のホワイトハウス入り翌日に、「チャンプは暖炉のそばにある新しいベッドを気に入り、メジャーは南側の庭を楽しそうに走り回っていました」と、ホワイトハウス報道官が報道陣に伝えたことでも明らかです。 『ピープル People』によると、2月7日に行われた「パピーボウル(アメリカンフットボールの祭典スーパーボウルの裏で放映される、里親募集中の子犬たちによるフットボール大会)」で、ジル・バイデン夫人が2匹と一緒にビデオメッセージを配信。  パンデミックにおけるペットたちの存在の大切さと、マスク着用の重要性、ペットを新型コロナ感染から守ることへの飼い主の責任などを主張したことも話題になりました。
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捨て犬がファーストドッグになった過去も
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