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中止でも決行でもつらい、コロナ下での結婚式。苦しむカップルたちの声

 こんにちは。おまみこと、長谷川真美です。6年のウェディングプランナーの経験を経て、式場専門のコンサルタント、プランナー養成講座の主催、フリーランスのウェディングプランナーをしています。
結婚式

写真はイメージです(以下同じ)

 国内での新型コロナウィルスのワクチン接種は開始してはいるものの、まだまだ完全に安心できる生活はできていないのが現状で、ウェディング業界もまだまだ先行きが見えずに、戸惑っている新郎新婦、式場は多くあります。約1年の間に見られた新郎新婦の実状をお届けすると同時に、コロナ禍におけるウェディングとその後について考えていきます。

結婚式はあきらめて、妊活に向かうカップルも

 収束が見えない新型コロナウィルスは、2020年、2021年に結婚式を検討している新郎新婦に大きな影響を与えました。一部の専門家からは、完全な収束は数年単位で見なければいけないという意見も出ています。  そのような状況で、2020年、結婚式を検討しているカップルたちは苦しい選択を迫られることになりました。延期するか、中止するか、感染対策をしながら決行するか――。中でも妊娠・出産のタイミングを計っている人たちにとっては、数ヶ月、数年単位を犠牲にしなければいけないことは大きな問題。延期して、いつ安心してできるかわからない結婚式を待つことはできません。「結婚式はあきらめて、妊活をしたい」と式をキャンセルし、妊活へと舵切りをするカップルもいました。 妊活

結婚式の決行を決めたけど「携帯が鳴るたびにビクビク」

 新型コロナウイルスが流行したことにより、心無い言葉をかけられた新郎新婦も多くいます。「この状況で結婚式をするなんて何を考えているんだ!」と近い親族から言われてしまい、「気持ちはわからなくはないけれど……そんなに悪いことでしょうか……」と打合せ中に泣き出す新婦も多くいます。  話をうかがっていると、自分の携帯が鳴るたびに、「結婚式、本当にするの?」と言われるのではないかと、ビクビクしてしまっている、とのこと。招待状が届いている以上、ホスト・ホステスである新郎新婦から中止や延期などの連絡がなければ、結婚式は予定通り行われます。コロナの流行がなくても、新郎新婦は結婚式の準備にはナイーブになるものですし、コロナ前の新郎新婦と比べるとナイーブになる大きな要素がもうひとつ増えてしまったのが、コロナ禍におけるカップルの実状でもあります。 スマホ 携帯 中には、「コロナがあったことで、大切にしなければいけない人が誰なのかということがわかりました」と言われる方も……。開き直っている様子ではなく、その表情は少し寂しそうではありますが、「そう思って楽しく準備を進める方がきっといいんだって割り切っています」と気丈に言われるお客様には、私たちプランナーも頭が下がる思いです。  編集部注)国内の各結婚式場は、結婚式場業「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」(日本ブライダル文化振興協会、全日本冠婚葬祭互助協会)などに従い、感染防止対策を徹底しています。消毒を徹底し、料理の大皿盛りは避け、会話は小声、お酌や大声を発する余興等については控えてもらうなど、厚生労働省の公表した「新しい生活様式」に準拠した結婚式のスタイルができつつあるようです。
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「結婚式とは何か」が改めて問い直されている
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