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本場顔負けの「香港グルメ」店が続々オープン!東京にいながらプチ旅行気分

 この一年、海外に行くことすらできなくなったが、異国の食事なら日本でも楽しむことができる。最近、街に増えている香港料理の店で、旅気分を味わってみよう。

香港[新感覚フード]で旅気分を味わう

S級グルメ

「粤港美食」の猪肉腸粉

 世界各国が新型コロナウイルスの猛威に晒され、海外旅行に行けない今、せめて日々の食事で異国気分を味わいたいもの。そんなときにうってつけなのが、異国さながらの料理を提供するレストランだ。  中華でいえば、ここ数年は台湾料理店がオープンラッシュだった。しかし’20年以降、香港料理が脚光を浴びている。台湾と同じく、日本人には人気の旅行先である香港だが、なぜか東京には本場の料理を提供する店が少なかった。コロナ禍の今、そのギャップが埋まりつつあるのだ。  まずは昨年12月に開業した神保町の「粤港美食(エツコウビショク)」へ。「いらっしゃいませ!」。ハキハキと喋り、キビキビと動く女性の店員さん、飛び交う広東語、厨房に吊るされた焼き豚や蒸し鶏など。これは、まさしく香港の食堂の臨場感だ。客は中華系の人が多いが、ランチは近隣のビジネスマンや学生で賑わう。  昼はチャーハンやワンタンメンなどのセットメニューが中心。夜は海老蒸し餃子などの点心、ピータン豆腐などのおつまみ、ほかにも炒め物や土鍋ご飯といった広東ベースの香港料理が揃う。また昼も夜もミルクティーやコーヒーなど、喫茶のメニューが楽しめるのは、香港の食堂らしい一面で、加えて店名が示すように、本場の“美食”、ハレの日の料理も提供する。

人気の双璧を成す腸粉と牛肉ホーファン炒め

S級グルメ

牛肉ホーファン炒め950円(税抜き)。牛肉はやわらかい赤身を使用。2人前の量を1人で平らげる人も

「とくに広東料理の茹で鶏・白切鶏は絶品なんですよ」  オーナーの符傳傑さんは話す。  フカヒレや海老などの豪勢な料理が並ぶなか、人気の双璧を成すのが腸粉と牛肉ホーファン炒めだ。  腸粉は、香港でお粥のお供として定番の料理。米粉の生地で肉や海鮮の具を巻いて蒸した点心で、頬張ると、まずプルプルと、とろけんばかりの生地の食感が舌に広がる。チャーシューを具にするのが定番で、コク深い焼き豚の旨味が紹興酒を呼ぶ。醤油ベースのたれは濃厚ながらも、さっぱりとした後味だ。  牛肉ホーファン炒めは、牛肉や野菜の具入りの醤油焼きそばで、きしめんに似た太い麺が食べ応え十分。こちらも主食のみならず、ビールのアテに最適だ。 「ランチ、カフェ、ディナーと、幅広い香港料理があるので、いろいろ試してほしいです」(符さん)  おいしさに加えて、場面に応じて使えるのが魅力的な一軒だ。 ▼「粤港美食」の猪肉腸粉 「腸粉」とは、米の粉を溶かして薄くのばし、腸の形に巻いて、中に具を入れた料理。蒸す前の米粉の皮は薄くて繊細で、具を包むのはまさに職人技。チャーシューはもちろん自家製。650円(税抜き)
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こだわりが詰まった香港の庶民の味
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●「S級グルメ」東京を中心としたS級なグルメ情報/インスタグラム tokyofood_srank

●粤港美食(エツコウビショク)
東京都千代田区神田神保町2-46-5ハローレジデンス1F
営業時間:11時30分~15時、17時~21時30分LO 無休
香港式土鍋ご飯など日本では珍しいラインナップが並ぶ

●香港傳奇(ホンコンデンキ)
東京都文京区湯島3-34-8第一天神ビル1F
営業時間:12時~21時、20時45分LO 月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休業)
香港式フレンチトーストなど、甘味も充実

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や定休日が変更になっている可能性があります。最新情報は店舗にお問い合わせください。


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