「結婚したばかりのころ、“すぐできるよ!”という彼の言葉を信じて料理を頼んだら、いろいろ懲りすぎてできたのは3時間後。お腹ペコペコで悲しくなるし、彼も悪気があったわけじゃないので責められないしで、複雑な気持ちになりました。
料理好きなのはわかっていたので、“
じゃあ、7時までにできるものをお願い”みたいにリクエストするようにしたら、時間に合わせて料理する練習をしてくれました。趣味の料理ならいくら時間をかけてもいいけれど、日常をまわす食はのんびりしてばかりもいられません。今は時短調理も採り入れながら、楽しく作ってくれています」(ユキさん)
料理が好きでも勝手がわからないうちは、思わぬ時間がかかるもの。ユキさんのご主人は、手早く作れるレパートリーを増やしてさらに腕を上げたそうです。
ところで、料理男子のみなさまは「彼女や奥様に作ってほしい」とは思わないのでしょうか? ユキさんのご主人に訊いてみました。
「僕は料理が好きなので、自然と“自分がやりたい”と思ってしまいますね。めずらしいのかもしれないけど、“あなたは座ってて”なんて言われたらウズウズしてしまう(笑)。彼女は僕ばかり料理することを気にしていましたが、こちらとしては喜んで食べてくれるほうが嬉しいから“オレが作りたいんだ”と伝えました。
どっちが作ったって構わないんだし、やりたいほうにやらせといてくれればいいじゃん、と(笑)。
メニューを考えて料理するのは、実は仕事のストレス解消にもなっています。煮詰まった頭がクールダウンされてスッキリするというか。なので、自分にとって料理はメンタルケアにもつながる大切な作業、でもあるんです」
料理することで自らも癒やされ、おたがいのためを思った食事を作れることが“よき料理男子”のポイントと言えそうです。ちなみに、料理男子の彼女や奥様たちは、彼が料理をがんばってくれるぶん、掃除や洗濯は気合いを入れてこなすそう。それぞれ得意な家事を担当すれば、家庭も平和になりますね。
ところであなたの彼は、料理をしますか?
料理男子はお好きでしょうか――?
<文/みきーる>