「気配」「詫」など、全体的にハネが弱い傾向があります。現在かなりお疲れな状況なのかもしれませんが、以前の字を見てもその傾向があるので、基本的に何事もフットワークが軽く、次々に新しいことにチャレンジできるタイプなのではないでしょうか。 　ハネの弱い字は、ここぞという踏ん張りよりも次へ行こうとする発想の方が強く、よく言えば「切り替えが早い」、悪く言えば「責任感がない」という傾向があります。 　ただ、「節」「申」「げ」など、下に伸ばす縦棒を長く書いているので、過程よりも結果を重視する傾向も。 　「このままではいい結果を出せない」と判断したら、そこにこだわらずすぐ次の可能性へと挑むタイプであると見受けられ、きっとここ数年は離婚調停などでかなり我慢の時期を過ごしたのではないでしょうか……。 　字の並びを見ると、文章を言葉の区切りごとに字間を広く取る傾向にあります。とくに後半、「新たな気持ちと」「強い決意で」「前に進んでいきたい」は単独の文章に見えるほど区切っています。 　この書き方をする方は、気づかいに長けていて、自制心が強い傾向にあります。実際、分けて書かれていることで読みやすくなりますし、伝えたい言葉が目立つので、目もいきやすくなりますよね。 　普段から相手の立場で物事を考えられる分、我慢することも多いタイプといえるでしょう。