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「頼れる身内がいない」と泣く彼に同情。カラダを許した後に“妻子持ち”とわかり…

いつの間にかセフレのような関係に

 ところが、その後、彼の態度は徐々に変化。毎週末デートできていたのに、「仕事が忙しい」と言われて会えなくなり、会えてもホテルでセックスをして解散という流れが当たり前になってしまいました。  雑な扱いをされることが悲しくて、彩夏さんは何度も彼に「これじゃ、セフレみたい」と訴えました。すると、彼は決まって優しく頭をなでながら、謝罪するのです。 「そんなに寂しくて不安な思いをさせてごめんね。今は大事な時期だから、我慢してほしい。このプロジェクトが落ち着けば、これまで構えなかった分、たくさん愛すからね」と甘い言葉も。彩夏さんは待つことしかできなくなりました。  そんなことの繰り返しで心がボロボロになっていたとき、ふと彼の名前をエゴサーチしてみようと思い立ちます。 「LINEも返ってこなかったので、なんとかして近況を知りたくて。SNSはやっていないと聞いていたのですが、名前を調べたらなんか出てこないかなって思いました」

「孤独な男」は設定!彼には妻がいた

怒る 女性 電話 すると、真っ先に出てきたのは、とある結婚式場のブライダルフォト。新郎の欄には彼の名前がありました。同姓同名であってほしい。そう思いながらページを開くと、そこにはタキシードを着て微笑む彼が……。その隣には綺麗なドレスをまとい、にこやかに微笑む奥さんがいました。  幸せオーラ満開なその写真は、3年前に撮影されたもの。ショックを受けた彩夏さんはすぐさまLINEで、彼に写真を送付しました。 「いつもは2~3日しないと既読すらつかないのに、そのときは秒で電話がかかってきて、思わず笑ってしまいました」 「隠していてごめん。でも、妻にはもう他に男がいて、離婚の話も進んでるんだ」。そう言われても言い訳にしか聞こえなかった彩夏さんは「だったら、別れてから連絡してきて」と告げ、関係を終わらせることに。その後、彼からの連絡はありません。  肉体関係に持ち込むために、「誰かを支えたい」「力になりたい」という優しい気持ちにつけ込む人……。そんなズルい作戦に騙されないためには、相手の言葉を鵜呑みにしない勇気を持つことも大切なのかもしれません。 <取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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