「コロナ禍なので、友達を飲みに誘うのも気が引けるし…しばらく彼氏もいないので毎晩のように一人で夕飯の時に晩酌するようになってしまって」
N実さん(30歳・派遣社員)は、バラエティー番組や、お気に入りのドラマを観ながらビールを飲む事で寂しさから逃れていたそうです。
「そんなある日、つい調子に乗って『明日は休みだしトコトン飲むぞ!』と何缶も空にしていたら、いつの間にか眠ってしまって」
朝、目覚めてみるとLINEの通知がたくさんきていたそう。
「寝ぼけ眼で見てみたら、元カレ3人から同時に『どうしたの、大丈夫?』『N実、引っ越してないよね?とりあえず家の近くまで来てみたよ』『明日なら会えるよ!待ち合わせどうしようか?』などのメッセージと、着信が何件もあって」
どういう事?としばらく状況が飲み込めなかったN実さん。
「おかしいなと思い、LINEをさかのぼって見てみたら私の方から3人に『淋しい、今すぐ会いたい』って送っていて…冷や汗が吹き出しました」
そんなLINEを送った記憶は1ミリもないそう。
「きっと酔って人恋しくなり、相手にしてくれそうな元カレにLINEしてそのまま眠ってしまったんだと思います。元カレ達にはあわててお詫びの電話をしましたね」
そして今回の事で、自分は思っていた以上に孤独に心を蝕まれていると感じたN実さん。
「コロナを言い訳にしないで、はやく彼氏を作らなくちゃと思いました。元カレ達はみんな今彼女がいるので…復縁はないですね」
―人間関係でやらかした話―
<文&イラスト/鈴木詩子>
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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