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元ホームレスの女性ラッパーが語る壮絶人生「落ちてるタピオカ食べてた」

 元ホームレスのラッパーのなかむらみなみさんという女性がいます。現在彼女は、ホームレスの体験や自身の壮絶な人生をラップとして表現しています。
元ホームレスの女性ラッパーが語る壮絶人生「落ちてるタピオカ食べてた」

なかむらみなみさん

 彼女は複雑な家庭に育ち、それから18歳~21歳頃までホームレスとして過ごします。なぜホームレスになってしまったのか、また、音楽との出会いについてお話を聞きました。

アルコール依存症の母と引き離された幼少期

 なかむらさんは弟との二人きょうだい。両親は小さい頃に離婚し、母親は水商売と昼の仕事の掛け持ちで家計を支えていたそうです。しかし、その母親がアルコール依存症になってしまって育児ができなくなり、依存症回復施設へ入所します。アルコール依存症の他、恋愛にも依存的だったそうで、常に家にはいろんな男性が出入りしていたそうです。 「太鼓の練習が私の幼少期の生きがいでした。毎年夏祭りのため町内会で太鼓の練習があって、そこで町内会の人たちが私のことを心配してくれて、ご飯を食べさせてくれたりお風呂に入れさせてくれたりもしました。今思うと、この太鼓の練習は今やっている音楽の原点に繋がっていると思うし、両親が家に居なかった私の生活面と精神面も支えてもらいました」

親戚の家を転々とする日々

親戚の家を転々とする日々 そして、小学校に上がる頃 、弟は別の家へ預けられ、なかむらさんは親戚の家を転々とする生活が始まります。  それぞれの家に泊まらせてもらっている期間は短期間だったり長期間だったりバラバラでした。そして、中学生になったなかむらさんですが、あまり学校には行かず、同じように家庭環境が複雑な仲間同士で集まって遊ぶ日々が始まりました。  しかし、中3のとき、たまたま学校に行った際、同級生から「バンドをやるから卒業ライブやらない?」と誘われてギターに出会います。以降、弾き語りをするようになっていました。弾き語りの際は放送禁止用語を叫んだり、今の生活の不満をぶつけたりする歌詞を歌っていたそうです。
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ラップとの出会いは高校生の時
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