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元ホームレスの女性ラッパーが語る壮絶人生「落ちてるタピオカ食べてた」

“自分のための夢”に変わった現在

 なかむらさんは豹変してしまったお母さんにショックを受け、音楽への取り組み方が変わります。
“自分のための夢”に変わった現在

なかむらみなみさんと、取材したライター姫野桂さん(右)

「前にやっていたTENG GANG STARR が活動休止した後、TREKKIE TRAXというレーベルの人と一緒に、令和になる瞬間『Reiwa(令和)』という曲を出したんです。それからますますラップに打ち込むようになり、海外のアーティストとも一緒に活動をするようになりました。  海外に行く予定も立てていました。でも、そんな矢先に新型コロナウイルスが流行してしまったので今、海外のアーティストとは一緒にLiveや会いに行くことも出来ない状態なのですが……。でも、コロナが落ち着いたら世界進出をしたいというのが今の夢です。お母さんのためでなく自分のための夢です」  そう語ってくれたなかむらさん。波乱万丈な幼少期を過ごし、それが糧となって今の彼女の音楽が成り立っています。今後、なかむらさんが世界で活躍する姿が楽しみです。 <取材・文/姫野圭 写真/林紘輝>
姫野桂
フリーライター。1987年生まれ。著書に『発達障害グレーゾーン』、『私たちは生きづらさを抱えている』、『「生きづらさ」解消ライフハック』がある。Twitter:@himeno_kei
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