――usaoさんが漫画で弱音を吐いているのを見ると、自分だけじゃないんだと安心します。弱音を吐くことに抵抗がある人もいますが、usaoさんはどう思いますか。うまく弱音をはくコツはありますか。
usao:弱音は無理して吐かなくてもよいと思います。本を読んだりSNSを見たり、自分と同じ思いの人に出会ったりした時、自分の中にある「弱音」がじわ~っと溶けていくのではないでしょうか。
――人を助けると自分の元気も使ってしまいますが、元気を補給する方法はありますか。
usao:よく眠る。できたてのあたたかいご飯を食べる。やりたいように過ごす。といったことでしょうか。
――今まで4冊の本を上梓されたことで、何か変わったことがありましたか。
usao:不思議と何も変わっていません。このままです。それが良いですよね。
――学校を辞めることになりましたが、今後はどのような活動をしたいですか?
usao:いつかまた教育現場に立ちたいです。教師じゃなくとも。

――「五月病」というように、5月は新しい環境への不安が高まる時期です。そんな時期を乗り越える方法を教えてください。
usao:まだまだ冷たい日が続きます。心も体もあたためてください。
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悩みを繰り返すたびに「これはなんだ」と自問自答し、それでも頑張りたい、生きて誰かの役に立ちたいと願うusaoさん。枯れることのない、彼女のエネルギーに触れてみてください。
【usao(うさお)】
1991年大分県生まれ、福岡県在住の元小学校教員。講師を4年、教諭を3年経験。うつ病と診断され、今年3月に教員を辞職。SNSにて発信を続ける。著書に
『usao漫画』、
『usao漫画2』、
『なんでもない絵日記』、
『usaoの先生日記』
<文/鈴木 麦(フリーライター、古代史・老舗企業研究) 漫画/『usaoの先生日記』、usaoさんのTwitterより>