プライベートがハッピーな状態で、はじめて仕事ができる
――お話に出たように、伊藤さんにもお子さんがいます。プライベートと仕事のバランスを意識したりはしますか?
伊藤「僕は圧倒的にプライベートです。圧倒的に。あれ、何か、周りから笑い声が漏れてますけど(笑)。そこの充実は必要不可欠です。仕事も超真面目ですよ。いつも本気で取り組んでいます。それは大前提ですが、その仕事も、毎日家に帰るためにやっている感覚です」
――基盤があるからこそ、仕事も頑張れる。
伊藤「そうです。順位をつけるとしたら家族が上です。仕事が上に行くというのは、僕にはとても無理。
家族のこととか、プライベートがハッピーな状態ではじめて仕事ができると、僕は思っているので。そこは大事にしています。役を引きずることはないし、スイッチはちゃんとオンにしたいし、オフにしたい。それでバランスが取れているのかなと思います」
(C) 2021「未来へのかたち」製作委員会
<文・写真/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi