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39歳なのに婦人科で「もうすぐ閉経するかも」と言われた話。プレ更年期・早発卵巣不全とは

不妊の原因は多岐にわたる。適切な不妊治療を

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筆者が処方されたホルモン補充テープと漢方薬

――プレ更年期に予防法はありますか?  ホルモン補充療法やプラセンタ治療、漢方療法などがあります。プレ更年期の時期であれば低用量ピルも使用できます。また医学的根拠のある治療ではありませんがハーブティーやアロマなども効果があるかもしれません。 ――私は今までに一度も妊娠経験がない(避妊をしていなくても妊娠しなかった)のですが、女性ホルモンの数値の低さと関係しているのですか?  40歳未満でエストロゲンの分泌量が低く、FSH(卵胞刺激ホルモン)が高いという状況であれば、卵巣機能が低下した「早発卵巣不全」の疑いがあると考えます。これまで避妊せずに妊娠しなかったのであれば、不妊症であると考えられますが、その原因は多岐にわたります。一般的な卵巣機能不全の場合、排卵障害による不妊症を呈します。 ――早発卵巣不全の場合に妊娠を希望する人はどうしたらいいのでしょうか。  妊娠しづらい場合も、適切な不妊治療を受けることが重要です。 ◆◆◆◆◆◆◆◆  つまり、私が診断された「エストロゲン値の減少及びFSHの上昇」はプレ更年期の時期に起こった早発卵巣不全であったことがわかりました。プレ更年期に起こる症状と早発卵巣不全の症状が一緒なので専門医に相談することがお勧めされます。早発卵巣不全と言われた心境は複雑ではありますが、不調の原因が分かって安心できた部分もあります。  昨今、女性の社会進出が進み、仕事を第一に考えたいという女性も増えていると思います。しかし、いずれ子供がほしいと考えていても、そうでなくても、私のように身体の変化を見て見ぬ振りしていたり、我慢してしまう女性は多いのかもしれません。  特に今はコロナ禍で慣れない生活様式に心身ともにストレスがたまる人も多いです。少しでも心当たりがあれば、婦人科で検査を受けてみることをお勧めします。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <取材・文/彩花>
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