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コロナ下で増えた“夏の結婚式”。汗だくで支える式場スタッフのホンネ

コロナ対策に加えて、熱中症対策もしないと倒れてしまう

 スタッフの汗だくの原因はもう一つ、服装です。サービススタッフは長袖、カメラマンもヘアメイクスタッフもブライダルの仕事であれば、黒のジャケットを着用していることがほとんど。さらに会場を仕切るキャプテンは手袋をしている場合も多いです。 結婚式 プランナー 結婚式をお手伝いするスタッフの多くは、黒やネイビー、グレーなどの暗めのベーシックカラーのジャケットを着ていることがほとんど。普段の夏でさえジャケットに汗がにじんでしまっている人が多いものですが、去年の夏は「汗がにじむ」どころの騒ぎではありません。全員がサウナに入っているような滝汗を流しながらの業務になりますが、コロナ下においては仕方のない状況です。各会場は、感染症対策に加えて、熱中症対策も万全に行わなければ倒れてしまう……という状況に見舞われたのです。  そんな中、参列ゲストに対する新郎新婦からの“心遣い”も、例年通りの夏とは異なるものでした。ハンディファン(ミニ扇風機)やカラフルで可愛らしい保冷剤など、暑さ対策のためのグッズを用意されるカップルも多く、コロナ前とはまったく異なる「おもてなし」が、カップル発信で出てきているというのも感じられます。

スタッフたちのホンネは「どんな状況でもやるしかない!」

 夏の結婚式を選ぶ理由は、カップルによって様々です。「夏が好き!」という人、「仕事の都合で仕方なく」という人、「比較的感染しにくい時期に……」「もうこれ以上待てない!」という人など、カップルのどのような気持ちにも寄り添うのが式場スタッフ。私たちスタッフは、コロナ禍においてカップルが様々な思いで過ごしていることを知っているだけに、滝のように流れる汗も厭(いと)わずにお手伝いをするだけ! という気持ちでいます。  この夏に挙式されるカップルは準備も佳境。できるだけ平常心で当日を迎えていただきたいと思います。もし不安なことが出てきたら、おふたりで悩むより、担当のプランナーに何でもご相談くださいね。 <文/長谷川真美>
長谷川真美
株式会社OMエンタープライズ代表。ウェディングプランナー、式場専門コンサルタントを経て経営コンサルタントに。起業女子に向けたブログを運営。Instagram:@om_enterprise.0222、Twitter:@omenterprise
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