広く全国に広がっているだけでなく、ゆうちょの口座数は1億2000万口座。
そうです。巨大メガバンクの三菱UFJ銀行の3倍。日本人は、ゆうちょの口座を持ってない人のほうが少ないのです。
そして、ゆうちょの口座を持っている人に、やってほしいことが、ゆうちょダイレクト(ネット決済)です。
パソコンやスマホで簡単に手続きができて、一度手続きをしてしまうと、毎月5回まで、他人のゆうちょ口座への送金も無料です。もちろん24時間手続きができるので、出かけたり、忙しい時間を使う必要もありません。決済は即時なので、真夜中に送金しても、すぐに相手側にお金が行きます。
私は、誰かに送金してもらうようなことがある時には、必ず選択肢に、ゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行を入れます。本当に多くの人がその口座持っているし、どちらの銀行も簡単に送金手数料を無料にすることができる。できるだけ相手側に送金の手数料を使わせたくないからです。
最後に、特に地方の人にとって便利なのが信金ネットだということも触れておきましょう。
全国2万台のATMでの入出金の手数料が、平日の8時45分から午後6時まで無料。土曜日も9時から午後2時まで無料。お店に信金ゼロネットサービスのステッカーがあることを確認して利用してください。
また、地元に密着型の信金は、同じ信金内であれば、ネットやテレホンバンキングなどを利用すれば、送金も無料になることが多い。
信金は地元に密着しているので、地元の人の送金に便利です。さらに、いつか小さくてもビジネスを起こしたい、そんなことを考えているのなら、経営相談などを含めて一番身近な存在の金融機関なのです。
今回はここまで。次回はもっと得する手数料の話。少しお金が貯まった人のための高~い利息の銀行の探し方(具体例つき)をお話ししましょう。
<文/佐藤治彦>