Lifestyle

玄関前で衰弱したサビ猫を発見!野良猫の心を開いた、優しい“家猫修行”とは

元野良猫の心を開かせた優しい「家猫修行」

image5 元野良猫であるためナッツさんは、警戒心が強め。  最初は激しく威嚇し、触られたり近寄られたりするのを怖がっていました。そこでnuts422さんは無理に近寄らず、愛猫のペースに任せて距離を縮めようと決意します。  気が向いた時に1階に降りてきて人間観察ができるよう、ナッツさんの住居スペースは2階に設置しました。 image6「とにかく人間の生活を見て、慣れてもらおうと思いました。子どもは苦手な様子だったので、いないタイミングでおやつをあげたり、おもちゃで遊んでみたりしました」

今では爪切りもさせてくれるように

 すると、ナッツさんは徐々に触らせてくれるように。名前を呼ぶと顔をじっと見たり、返事をしてくれたりするようにもなりました。 「最近では、爪切りもさせてくれます。抱っこは嫌いで、膝に乗ってくることは数えるほどしかありませんが、寝たり座ったりしている時に名前を呼ぶと、尻尾をピンとあげて近寄ってきてくれます」
image7

布団の上ではへそ天でリラックスしてくれるように!

 ただし、立ったまま近寄られるとまだ恐怖を感じてしまうため、nuts422さんはその気持ちを汲み取りつつ、ゆっくりと心の距離を近づけ続けています。布団の上ではへそ天でリラックスしてくれることも! image8 猫のペースを重視した、優しい“家猫修行”。それはナッツさんの心の氷を溶かしたようです。

新しい家族が増えて、お姉さんに

 nuts422さん宅にはもう1匹、大切な愛猫がいます。それがナッツさんのあとに迎えた同居猫のマロさんです。
image9

同居猫のマロちゃん

 警戒心が強いナッツさんはマロちゃんと仲良くなるまでにさぞ時間がかかったのでは……と思いきや、お迎え当時、マロちゃんが生後3ヶ月ほどの子猫だったこともあり、2匹は予想以上に早く打ち解けてくれました。  別室で過ごさせたあと、ケージ越しに初対面させたとき、ナッツさんはほぼ威嚇することなくマロちゃんを受け入れてくれ、その後にはコミカルな変化も見られたそう。 「ナッツさんはそれまで家の中で粗相をしていましたが、マロちゃんを迎えた途端、お手本を見せるかのようにピタリとしなくなりました。先輩風を吹かせているようで面白かった」
次のページ 
2匹は“付かず離れず”のほどよい関係
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ