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不妊治療中に不倫の恋におちた40代女性の胸中「夫に恋はしていなかった」

不妊治療を中断したのは恋する彼がいるから

 そしてトモカさんは夫に「不妊治療を中断したい」と告げた。これ以上、時間とお金をかけたくない、あなたの言うようにふたりでもっと充実した生活を送りたい、と。夫も納得し、「治療で言い争うのは本意ではなかった」と言った。 「私の言い分の半分は本当で半分は嘘。治療を中断したのは、恋する彼がいるからです。でも離婚するつもりはない。生活していくには夫がいちばんのパートナーだとわかっています。  こんなことをしているといつか手痛いしっぺ返しがくるかもしれない。だけど本音を言うと、家庭では夫と家族として穏やかな日々を送り、外で激しい恋をするのが私にはいちばん合っているんです。開き直りに聞こえたらつらいですが……」  40代。女性は恋への欲求が強まる時期なのではないだろうか。人生が充実している女性ほど、恋やセックスを堪能したくなる傾向が強いように思う。  彼女は恋をして初めて「恋を欲していた」と気づいたと言う。家庭と恋愛を分けて考えるのも40代の恋する女性の特徴である。 【他の回を読む】⇒「シリーズ40代の恋」の一覧はこちらへ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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