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夏服だけで真冬の国へ旅行。南半球は季節が逆と知らずトホホ…

 旅行の際、気にする人が多いのが現地の気温。それによって上着が必要なのか、それとも夏服のみで十分だったりと服装が大きく変わってきます。  ところが、なかには誤った思い込みからとんでもない間違いをやらかした人もいます。
地獄の初海外旅行、「私に全部任せて!」友人の言葉を信じて散々な目に

写真はイメージです(以下同)

友人とオーストラリア旅行へ

 昨年、第一子が生まれて現在育児休暇中の野中薫子さん(仮名・34歳)は、まだ独身だった5年前の夏休みに学生時代からの友達と2人でオーストラリアのシドニーを旅行。  このときは仕事が忙しかったこともあり、予約は友人任せ。一応、ガイドブックは買っていましたが、一度も開かないまま出発当日を迎えてしまったといいます。 「介護施設に勤めているのですが当時は本当に人手が足りず、毎日残業でシフトが回せずに休日出勤するような状況だったんです。それでもなんとか無理を言って6日間の休みをもらったのですが、出発前夜にあわてて荷造りするくらいでしたから現地の情報を下調べする余裕なんてなかったんです」

夏服だけで真冬のシドニーへ

 しかし、彼女がスーツケースに詰めていたのは薄手の夏服ばかり。日本はちょうど真夏で連日30度以上の猛暑日が続いていたこともあり、オーストラリアも夏だと思って疑っていませんでした。 「向こうが真冬だと気づいたのは、シドニーに向かう飛行機の機内でガイドブックを読んだとき。南半球の季節が日本と逆だなんて全然知らなかったんです……」  学校の授業でも習っているはずですが、英語や数学のような主要科目ではないですし、もともと地理の苦手な人も少なくありません。薫子さんも旅行は好きでしたが、訪れて初めてその国や街のある場所を知ったことも珍しくなかったとか。  さすがにオーストラリアが南半球にあるのはわかっていましたが、季節が反対という知識はすっかり記憶から抜け落ちていたようです。 初めての留学で飛行機の中で憂鬱になる女性
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物価高で洋服代も日本より割高
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