農園育成ゲームが出会いの場に。男女とも“サクラ”がいないワケ
恋愛したい、結婚したい――。男女の思いはコロナ禍でも自粛不可なのか、恋活、婚活マーケットはよもやの進化を遂げていた。恋愛市場のリアルな最前線をお届け! 今回、注目したのはオンラインゲーム。農園育成ゲームが出会いの場になっているという。その実態を調査した。
オンラインゲームによる出会いもトレンドのひとつだが、今年4月にリリースされた「恋庭」は“まったり農園育成×マッチング機能”で話題のアプリだ。
「最初は自分だけの“庭”を育成し、数時間プレイするとマッチング機能が解放されます。お互いが“いいね!”することで、新たに2人だけの庭=『恋庭』の育成が始まります」
そう話すのは開発担当者の古川貴博氏。異性を選ぶ際に写真はなく、ゲームキャラのアバター、居住地、年齢層だけなのが特徴だ。
「結婚相手に求める条件で考えると、『見た目』よりも『価値観』を重視する人が多い。ゲームという共同作業での信頼関係を積み重ねることで、“合う合わない”がわかりますし、会話もゲームという共通の話題があり、盛り上がることができます」
そのアバターもライバルと差をつけるために、課金可能な「ガチャ」でファッションを変更できる。
「正直、親密になるまで時間がかかるゆえに、男女ともに“サクラ”はいません。共同作業ができる、マメさとコミュニケーション力がある人は恋愛に発展しやすいと思います」
育成ゲーム好きにはオススメか。
【恋庭】
リリース2か月で約10万DL。ユーザーの52%が女性。「アイテムガチャ」に課金できるものの、基本無料
<取材・文/週刊SPA!編集部>