愛猫が23歳でガンに。もう声も出せない子が「ニャッ」と返事してくれた日
緩和ケアの中で私たち飼い主にできることとは?
「本当に“かわいいちゃん”でした。尻ポンをおねだりする顔も撫でるとブニャッと鳴く声も、カリカリを一粒ずつ噛む音も、もわっと匂うおケツも、体の割に太くて長いシッポも、3kgちょっとの軽くて暖かくてお日さまの香りがする体も、全部全部かわいいしかなかったです」
そして、してあげられることが少ない緩和ケア中のもどかしさを知ったからこそ、同じような思いをしている飼い主さんにはこんなメッセージを贈っています。
「何をしてもしなくても、きっと後悔してしまうと思うので、それならば、そのときにしてあげたいと思うことがあったら、してみてください。してあげれば良かった……と後悔するより、あれができて良かった、これができて良かったと思える未来のほうが、自分の気持ちが、ちょっぴり救われると思います」
11年間、共に生きてきたかけがえのない存在のめすねこすちゃん。彼女はこれからも、みったまりおさんの中で永遠に生き続けていきます。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
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古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291













