――坊主のデメリットにはどのようなものがありますか?

倉田さんに聞いた坊主のデメリットとは?
倉田「まず、カットしたての時はいいのですが、少し伸びてきた時の扱いが難しいです。
日本人の髪質的にふんわりとは生えてきづらいので、チクチクと伸びた髪を整えるのが大変になると思います。生えグセ・浮きグセを抑えるのはかなり手こずると思います」
――言われてみれば、坊主は少し伸びた時が大変そうです。
倉田「生えグセや浮きグセを抑えるために、寝るときにニット帽をかぶっていらっしゃるお客様も多くいらっしゃいます。他にデメリットで一番心配なのは、『
周囲が心配しちゃうかも』というところです。ジェンダーレスな時代になりつつあるとはいえ、やはりまだまだ女性の坊主は珍しいので、『
なんかあったの?』と言われることはあると思います。私としても、周囲を心配させる髪型にするのは本意ではないという思いです」
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――確かに、坊主に「禊」的なイメージを持っている人もいるかもしれません。
倉田「どうしちゃったの?的な坊主にならないためにも、デザイン性を大事にしたいという思いは強くあります。カットの他にカラーリングも重視しますし、お手持ちのお洋服や好みのファッションなどもカウンセリングでお聞きするようにしています。あとは、『
坊主はまだまだ、男性がイメージする女性らしい髪型ではないよ』というのも事前にお伝えしています。私も坊主にしてから、『
俺より髪が短い女の子を初めて見た』と、男性にたくさん言われましたし、合コンにも全く呼ばれなくなりました(笑)」