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DV被害で傷ついた女性を励ます“美しい下着”の力「自分のこと大事にしてほしい」

<みきーるの女子マインド学>  “寄せて上げる”ではない、身体に添う肌衣を提案するHAVIENAのブランドディレクター・柴尾陽子さん。インタビュー後編は、大人のナイトブラ問題と、DV被害で傷ついた女性たちを勇気づける“下着の力”について伺いました。

ナイトブラは着けなきゃいけないの?

――大人の女性が「やっぱり、着けるべきなの?」と悩んでしまうものに、“ナイトブラ問題”があると思うんです。「ナイトブラを着けないと、胸が垂れるかも……」という恐怖と、何も着けない心地よさを求める気持ちがせめぎ合うというか。柴尾さんは、ナイトブラ問題についてどうお考えですか?
ナイトブラは着けなきゃいけないの?

写真はイメージです。

柴尾陽子さん(以下、柴尾)「今40代以上の方は、10代~20代くらいのときに『ちゃんとした下着を着けておかないと、胸が垂れるよ』って言われてきた世代ですよね。アラフォー~アラフィフの方(※以下、読者世代)が生まれたのは1970~80年代くらいかと思うんですが、1970年とすると、彼女たちのお母様が生まれたのは1950年ごろになります。  国内最大手の下着メーカーであるワコールさんが創業されたのは1946年ですので、お母様たちが20代のころ、“お母様のお母様”、つまり読者世代のおばあさまたちは、まだブラになじみがなかったと思うんですよ」 ――たしかに。和装の方も多かったと思います。 柴尾「読者世代のお母様たちは、高齢になった自分の母親の身体を見て、『胸、垂れてる! 私は、ああはなりたくない!』と、怯えたんじゃないかなと。そんなときにブラジャーというものが登場して、『美しい身体でいるためにブラを着けなきゃ!』と思ったのではないでしょうか。  お母様たちは『ああはなりたくない!』と危機感を抱いて、自分たちもブラを着けたし、娘たちにも着けさせました。はたしてブラを着けていれば胸は垂れないのか? その答え合わせが今ようやくできていて……」 ――おお!! 柴尾結果、10代からブラを着けてきた私たちも、やはり40代くらいになると垂れるんだなと(笑)。時系列的にわかったんですよ。読者のお母様たちだって『わ! ブラしないとおばちゃんたちみたいになる! 垂れたら大変!』と思ってブラを着けていたと思うんですが……」

体型補正したいときに下着でほどよく整えられればいい

体型補正したいときに下着でほどよく整えられればいい

HAVIENAのブランドディレクター・柴尾陽子さん。

――トホホな現実です(笑)。 柴尾「以前、NHKの『あさイチ』でもナイトブラ問題を採り上げていて、乳腺外科医の土井卓子先生が、「(着ければ)見た目は修正できますけれど、乳腺そのものは変えられません」とバッサリおっしゃっていました。とはいえ、『ちゃんとしないと垂れますよ』と言われて心配になる気持ちはわからなくもないんです。でも、ブラをしていなかったおばあさまたちと自分たちがどれほど違うかもわからないですよね」 ――本当にそう思います。 柴尾「だから、『着けている間はそれなりに補正するけれど、外せば戻るんだよ』と知った上で着けるのがいいかなと。運動するときにブラをしているかいないかでクーパー靱帯の伸び方も違ったりしますし、胸を保護するために着ける、といった付き合い方もいいと思います。  リアルの胸がどうであれ、体型補正したいときに下着でほどよく整えられれば、それでいいのではないでしょうか」
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DV被害者の女性たちはボロボロの下着を使っている
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