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義母の誘いに「ワクチン副反応で」とウソついて断ったら

夫に副反応だとウソをついたら

「結婚して3年目になる夫(Tさん・37歳・会社員)は、ふだん家の事は全て私に任せっきりで何もしてくれないんですよ」  そんなK美さん(32歳・主婦)は、先日2回目のワクチン接種を終えました。 「Tは職域接種だったので私より10日程前に打ち終わっていたのですが、副反応で38度の熱が出てかなり辛そうだったので、私もおびえて解熱剤やスポーツドリンク、アイスやゼリー飲料など買い揃えておきました」  そして19時を回った頃にTさんが帰宅し、開口一番「副反応は大丈夫?」と聞かれたK美さんは…。 「何だかとっさに『頭痛がするし、身体がダルくて動きたくない』と嘘をついてしまったんです。本当はなんでもなかったのですが」

夫が以前より優しくなった気がする

膝枕 するとTさんが「分かるよ、辛いよね。横になった方がいいよ」と優しく声をかけてくれました。 「やった!と思い、お粥(かゆ)を作ってもらい寝室まで運んでもらったりと甘えてしまいました。そうしたら22時頃から本当に熱が出てきて(笑)ここからは具合の悪い演技をしなくてよくなりました」  嘘をついてしまい申し訳ない気持ちもありましたが、それより夫がちゃんと心配してくれた事が嬉しかったそう。 「それ以来、以前よりもTが優しくなった気がします。たまには弱っている姿を見せるのもいいのかもしれませんね」 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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