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うるさい母・姑・上司を、うまくかわす無敵のセリフ

大人になっても、母親との関係に難儀している人は多いですよね。 「早く結婚しなさい」「子供はまだなの?」などとあれこれ言ってきて、心配してくれるのはいいけど「もう放っておいてよ〜」と言いたくなることも。ましてや、義母(夫の母)となると、もっとややこしい。 Happy young woman talking with mature mom at homeそんな母親との付き合い方について、人工知能研究者の黒川伊保子さんが、著書『母のトリセツ』で考察しています。黒川さんと言えば、ベストセラーになった『妻のトリセツ』『息子のトリセツ』など、トリセツシリーズで知られています。 自身が母・娘・姑である黒川さんが考える、母との付き合い方。実は、上司など他人にも使えそうなのです。(以下、『母のトリセツ』より抜粋・再編集) 母のトリセツ

反論せずに、とりあえず「ありがとう」

母親を真っ向から否定するのは得策じゃない。母親の言うことを否定でもしたら、とんでもない跳ねっ返しがくる。「私はそうは思わない」と言ったら、どこまでも反論してくるし、「うるさいなぁ」「母さんには関係ないでしょ」なんて言ったら逆上される。 というわけで、反論しないで、母親を交わす手をお教えしよう。気持ちだけ受け止めるのである。 「お母さんの言うとおりね。参考にするわ、ありがとう」 「母さんの言うとおりだね。参考にするよ、ありがとう」

姑や上司からの「余計なお世話」にも使える

これは、他人にも使える。 逆らえない上司や、年配の顧客に、「余計なお世話」なことを言われたとき、「参考になります(勉強になります)。ありがとうございます」と、爽やかに受け止めてしまうのである。「参考になった」「勉強になった」は、自分が間違っているとも言ってないし、相手の言ったとおりにするとも約束してもいない。そのアドバイスを採択するかどうかの権利は、こちらにあるのである。 「早く結婚を」と言われたら、「ほんとねぇ。母さんのように幸せにならなきゃね」と柳のように受け流せばいい。「うるさいなぁ」なんて言うから、母親の口数が増えるのである。要は、母親の口数を減らしたいんでしょう? 「うるさい」だの「関係ないだろう」「放っといてよ」で、黙る母親なんて、世界中に一人もいない。絶対に。 そうそう、姑のざらつく発言にも、これは使える。 上昇志向の強い姑に、「○○さんとこでは、塾に行かせてるって。うちはいいの?」なんて言われても、「あら、参考になります。検討してみますね」と言えばいい。この言い方なら、結果、塾に行かせなくても罪にならない。すかさず感謝してしまえば、決定権はこちらにある。
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気持ちだけ受け止めれば、結果はごまかせる
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