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うるさい母・姑・上司を、うまくかわす無敵のセリフ

「ありがとう」と「ごめんなさい」のサンドイッチは無敵である

それでも「どうしてやらないの?」と問い詰められたときは、「心配かけてごめんね」 と謝ればいい。 母親と真っ向から勝負して、言われたことに反論したり、やらない理由を論理的に述べたとしても、母親には勝てやしない。母親は、結果ではなく、心で会話をしてくるからだ。 Young woman granddaughter hold old female grandma hand, closeup心だけ受け止め(「母さんの言う通りだね、ありがとう」)、心にだけ謝る(「心配かけて ごめんね」)。こっちの気持ちや事情はあえて言わない。勝てない相手をかわすには、これ が一番いい。 実際、誰かを責めたとき、責められた相手に「ありがとう」と「ごめんね」でサンドイッチされてしまうと、責める側は手も足も出ない。 たとえば、部下に小言を言ったとき、「勉強になります。ありがとうございます」と返され、「どうせ、また繰り返すんだよね」と追随しても、「ほんっと、心配かけてすみません」と頭を下げられたら、それ以上、何が言えるだろう。

「心にだけ謝る」で世間も撃退できる

ちなみに、「心にだけ謝る」をマスターすると、人生はかなり楽になる。 理不尽な怒りをぶつけられたときも、「お気に障りましたか? すみません」と謝ってしまえばいい。 いつだったか、行列に並んでいて、「あなたが大きくて、前が見えないわ」と、ちっちゃなおばあちゃんにいちゃもんをつけられたときも、「お気に障りましたか? すみません」と言ってあげた。私が165センチの身長に、8センチのヒールを履いているからと言って、責められる筋合いはない。私に罪があるとしたら、彼女が145センチなのも悪いのでは? だから、単に「すみません(大きくて、すみません)」と謝る気はない。そんなふうに謝ったら、なんとなく、自分が図体のでかいみっともない女になったような気がして、モチベーションが下がる。心ない人のいちゃもん(本人にとっては無邪気な発言だろうけど)に、すべてそんな謝り方をしていたら、自尊心が傷つけられて、人生が重たくなってしまうだろう。 そこで、事実には謝らず、心にだけ謝る「お気に障りましたか? すみません」の登場である。 「気に障りましたか? すみません」って笑顔で言っちゃうと、相手も、「あらやだわ。あなたが悪いわけじゃないけどさ」なんて、言ってくれたりして、雰囲気が和む。
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子どもが騒いで、周りにとがめられたら
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