その後、なんとかおっさんの話が途切れた瞬間に帰ることを切り出すも、LINEを交換させられたり腕を掴まれたりと終盤まで散々な目に合わされた杏子ちゃん。
「新しい眼鏡を作りに行くから」と、もともと入れていた予定を告げてサヨナラしようとしたところ、おっさんが妙な提案を始めました。

「
でも眼鏡作るなんて、そんなに急ぎじゃないよね。ホテル行く?」
杏子ちゃん、貞操の危機! おっさん、杏子ちゃんのことヴァージンだと思ってるはずですよね?! それでこんなことを言うなんて……気持ち悪さを通り越して恐怖です。
「
さすがに緊張するか。じゃあまたいつかね」
雰囲気を察知してかなんとか諦めたおっさんを振り切り、杏子ちゃんは自分の乗ってきた車へと逃げ込みました。そしてある程度走らせたところで車を止めて、速攻で私に電話をしてきたとのことだったのです。
私はLINEは速攻でブロックするように伝え、お見合いをセッティングした先輩Aさんにも何か言った方がいいのではないかと助言したのですが、反応が芳しくなかったのでひどく心配になりました。
先輩からまさかの反応「ホテル行ったら良かったのに」
次に杏子ちゃんから連絡が来たのは、それから2日後のこと。なんと彼女、知らぬ間にしっかりとAさんに電話をかけて対峙していたのです!
杏子ちゃんはまずAさんに「そもそもどういうつもりでこうなったのか」を問いただしました。その答えは……
「別に本当にどうこうなるとか思ってなかったよ!
合わんだろうな~とは思ってたけどダメだったね」
笑いながら返ってきたその言葉に、杏子ちゃんは怒りを覚えたと言います。さらに、ずっとセクハラ的な発言をされていたことについても……
「
そういうの大丈夫でしょ。なに恥ずかしがってるの?」
恥ずかしいのではなく、純粋に気持ち悪かっただけの話じゃないでしょうか。さらに杏子ちゃんが別れ際にホテルに誘われた件についても……
「
行ったら良かったのに。あの人めっちゃ慣れてるから初めてでも優しくしてもらえたと思うよ~」