――割った外側もパクパク食べられそうですね。おうちでジャンボシウマイminiの反響はいかがですか。

崎陽軒の「おうちでジャンボシウマイ mini」通信販売ページ
西村「おかげさまで私たちの想像を超える大きな反響をいただいています。おうちでジャンボシウマイminiは、現在通信販売と一部のロードサイド店で販売しているのですが、初日は注文が殺到しすぎて受注をストップしました。というのも、
おうちでジャンボシウマイminiは、外側まで手作りで作っているため、一日に生産できる数が限られてしまうんです。
そのため、反響を受けてどんどん増産するというわけにもいかない事情があります。予想外の反響に弊社としては嬉しい反面、お客様をお待たせしてしまい申し訳ないという気持ちもございます。お誕生日や食事会など、あらかじめ日程が決まっているイベントで注文される場合は、少し余裕を持って早めにご予約いただければと思います」
――ジャンボシウマイminiを商品化する際のこだわりなどありますか。
西村「崎陽軒のシウマイのおいしさをそのまま提供するということで味にはこだわっていますが、味以外に外装箱にもこだわりました。外装箱のデザインを決める際に、ジャンボシウマイminiの写真を箱に印刷してはどうかという話が出たのですが、それはやめようと検討を重ねました。箱にシウマイの写真が印字されていては、箱を見た瞬間にシウマイが入っているのがバレてしまうからやめたい、となったんです」
――バレてはダメなんですか? わかりやすくてよいかと思ったのですが。

「おうちでジャンボシウマイ mini」が入っている箱
西村「もともとのジャンボシウマイも、結婚式でケーキ入刀をすると思いきや巨大なシウマイが出てきた!というところでお客様も盛り上がって下さっていたんです。ですので、ジャンボシウマイminiも『誕生日おめでとう』とケーキが入っているような箱を渡されて、開けたらシウマイだったというサプライズをお届けしたいと考えています。ですので箱はいたってシンプルなデザインにしました」
――ほんとだ!箱が真っ白でまさにケーキ箱ですね。ここにシウマイが入っているとは想像もできません。
西村「箱の裏面には崎陽軒のロゴや表示を入れていますが、表面には崎陽軒やシウマイとわかる表示は一切入れていません。ですので、箱を開けた瞬間の『大きいシウマイが出てきた!!』というサプライズを楽しんでいただけると思います。コロナ禍でもご自宅で楽しい食事をしていただきたいという思いを箱にも込めています」