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マスクで息苦しい人は、きほんの呼吸ができてない。不調を治す呼吸の基礎

コロナ禍でマスクを着けている時間が増えて、「呼吸がしづらい」「息苦しい」「口でハアハア呼吸をしてしまう」という人は多いでしょう。 マスクが苦しいでも、「ふだんからしっかり息が吐けている人は、マスクをしていてもさほど呼吸が苦しくなることはありません」と語るのは、これまでNBAや大リーグなどのトップアスリートを数多く指導してきた、アスレティック・トレーナーの大貫崇(おおぬき・たかし)さんです。 大貫さんは、先ごろ刊行した『疲れない体と心をつくる きほんの呼吸』の中で、人間が本来していたはずの自然な呼吸=「きほんの呼吸」を取り戻すメカニズムと、そのための方法をイラスト付きで紹介しています。 きほんの呼吸

多くの人が「息を吸いすぎ、しっかり吐けてない」

実は現代人の多くが「呼吸数が多い」「息を吸う時間が長い」などの理由で、「息を吸いすぎていて、しっかり吐ききれていない」という共通の問題を抱えている…と、大貫さんは言います。 「しっかり息を吐けていない人は、マスクをして二酸化炭素がたまる状態を息苦しく感じて、呼吸数が増えたり、口呼吸になったりして交感神経が優位になります。 すると、心身を休ませる副交感神経は抑制され、いつも緊張している状態に。それにより、不眠やイライラ、うつ、頭痛、便秘、冷えなど、さまざまな心身の不調を引き起こしてしまうのです」(大貫さん・以下同)
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あなたの呼吸はOK?NG?見分ける方法
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