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藤田ニコル似16才の新郎の妹が家出・妊娠! 結婚式で主役を奪われた花嫁は…

披露宴のクライマックスで事件が…!

 ケーキ入刀にお色直し、キャンドルサービス……披露宴は滞りなく進められました。二回目のお色直しを終えた恭子さんは、友達からの祝辞や余興を楽しめるほどの余裕もでき始め、そのまま無事に幕を閉じるかに思えたといいます。しかし、花嫁の両親への手紙を読み上げようというタイミングで事件は起こりました。 結婚式披露宴招待客「会場が暗くなって、私にスポットライトが当たったその瞬間だったと思います。バーン! と、ドアを開ける凄い音がして、入口を見たらそこにはお腹の大きな若い女の子が、泣きながら立っていました。そう、それが彼の妹でした」  まるで藤田ニコルのような、金髪につけまつげバリバリのヘアメイク。どう見ても成人してないであろう風貌なのに、明らかに臨月のお腹。そして、彼女を見るやいなや、駆け寄る彼とその両親。 「ごめんなさぁあい。赤ちゃんできちゃってぇええ」と泣きじゃくる妊婦を、彼の両親は抱きしめながら号泣。彼も「無事でよかった。来てくれてありがとう」と泣いていたそうです。もはや結婚式とはまったく別のイベントがそこで執り行われていました。

奪われた主役の座

 恭子さんに当たっていたはずのスポットライトは、いつの間にかその家族のある種、感動的なシーンを照らしていたといいます。 「いつの間にか会場中も感動の涙に包まれ、彼の親戚たちは固い家族の絆に拍手喝采。その時の私は、両親への手紙を手にしながら『あー…もう帰りてぇ…』としか思ってませんでしたね。もしかして最初っからコレ狙ってたんじゃないの? って完璧に興冷め。  私の両親や親戚は激怒してましたけどね。もう私が言い出すより先に『破談だーーーー!!!』って」  披露宴後、両家で話し合いが持たれたものの折り合いがつかず、恭子さんは弁護士を入れて相手有責で式場代を払わせて破談したそうです。しかし、最後まで彼側はあの披露宴の何がいけなかったのか理解できていなかったとか。  何も問題がないと信じて疑わなかった結婚でしたが、結果的にはさんざんだったと恭子さんはため息をつきました。不幸中の幸いだったことは、未入籍だったことくらいでしょうか。 「式が終わったら届け出する予定だったので、結局私の戸籍は真っ白なままなんです。ほんと、式前に出さないでおいて良かった。 その後の彼の家ですか? あの後すぐに女の子が生まれたみたいですね。でも、あの妹がまた別の男と駆け落ちしちゃったらしくて。彼も彼の両親も、子育てで、てんてこ舞いみたいですよ」 ―女の人生、悲喜こもごも― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <TEXT/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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