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猫を愛でたら「え、自分可愛いアピール?」…イヤミしか言わない彼氏が超ムカつく!

ホラー映画で怖がらないと「バカにはわからない」

 彼とのデートでは、共通の趣味である映画を観ることが多かった佳苗さん。 「黒澤清監督の『回路』っていうホラー映画を一緒に観たんです。彼は映画の最中も怖かったみたいで、私があまり怖がらなかったら、『えっ、怖くなかったの? バカにはわからないんだね』と言ってきました」

猫を愛でたら「なにそれ、自分可愛いアピール?」

猫 毒舌というよりも、ややモラハラにもとれる彼の言動ですが、彼女にとって決定打となる一言で、とどめを刺されます。 「私は猫が好きで、ある日、デートで猫がいるカフェに行ったとき、猫を見て『可愛い』と言ったら、バカにしたように『なにそれ、可愛いって言っている自分可愛いアピール?』って言ってきたんです。これには腹が立って、『そんなわけないでしょ』と言い返しました」  その彼氏とは、1年ほど付き合って別れたと言います。 「でも元カレは、仕事はまじめだったんで、出世して今はマネージャー職になっていました。結婚したみたいで、SNSで結婚生活もアップしているんです。気になって見てみたら、なんと猫を飼っていたんです! 奥さんの顔が猫で隠れて見れないようになっていたり、奥さんの膝の上でくつろぐ猫の姿がSNSにアップされていました。奥さんの服装がどことなく私が着そうな服だったのも、なんだか、ちょっとカチンときましたね(笑)」  猫を素直に可愛いと言わなかった元カレが、猫の画像を大量にアップしていた。佳苗さんは、誰にも言えないけれど、モヤモヤしたといいます。 「思わず画面ごしに『猫可愛いっていわなかったくせに』と言葉が出てしまいました。でも、もしかしたら、彼も精神的に大人になったのかもしれないですね」  若い頃ゆえの、喧嘩や行き違いはカップルにつきものですが、口が悪すぎるタイプの恋人と一緒にいると、精神的に参ってしまいそうですね。 【他の回を読む】⇒シリーズ「忘れられない一言」の一覧はこちらへ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <取材・文/阿佐ヶ谷蘭子 イラスト/やましたともこ>
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