
「なるべく気持ちよくリングをあげたかったので、先輩たちにたくさん話を聞きました。彼女には実際より低めに予算を伝え、結果、予算どおりの指輪になった感じです。
10万円が予算なら“8万円くらいまでで選んで”と言っておいて10万円の指輪に落ち着ける、みたいな雰囲気でしょうか。彼女は“好きなのを選ばせてくれてありがとう!”って喜んでくれたし、自分も無理はしなかったのでよかったです」(ミノル・30)
これはなかなかいいアイデア。指輪っていろいろ比べながら選ぶので、どうしても目移りしてしまいます。彼は本当の予算内におさめることができるし、彼女は満足できるしで、ウィンウィンな作戦ですね。
「自分は彼女よりロマンチストなので、箱パカプロポーズをやってみたかったんですが……。まわりから“むしろ迷惑”、“彼女が断りづらい”、“結婚は受けてくれても指輪が気に入らなかったらしぬよ”などと言われ……。さすがに、それなりの指輪を用意して玉砕したら気まずいので、ワンクッション入れてプロポーズリングを使いました。彼女も笑って受け入れてくれたし、よかったです!」
エンゲージリングのすべり止め!?として最近人気なのが、プレエンゲージリングともいうべきプロポーズリングです。“プロポーズのための小道具”として1万円程度~の指輪を捧げ、結婚が決まったらふたりでゆっくりエンゲージリングを選ぶというスタイルは、なかなか興味深いですね。箱パカ経験は、ふたりのよき思い出になりそうです。
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あげるときもいただくときも、特別な思いを呼び起こされるのが、指輪の不思議なところかもしれません。そしてまた、自分で自分のために選ぶ指輪も格別なもの。
あなたには、どんな指輪の思い出がありますか……?
<文/みきーる>