「尊敬できる人がタイプ」な女性に寄ってくるのは……
元カレと別れて1年後からマッチングアプリで婚活を開始するも、会えてもお相手の男性たちに結婚願望があるのか不安だったため、その後結婚相談所に登録。それでもなかなかうまくいかなくて、ご相談にいらっしゃったのでした。プロフィールを見ると「
尊敬できる男性が理想」と書いてあります。
「尊敬できる男性って、具体的にどういう男性でしょうか?」
「
元カレと同じぐらいのスペックで、優しい人がいいです」
「元カレと同じスペックならなぜ尊敬できるのでしょうか?」
「一つの目安にはなるかなぁと。仕事ぶりとか年収とか」

久美さんに限らず、「尊敬できる男性がいい」という女性は珍しくはありません。さらに、それをそのままプロフィールに記している人も。ですが、2つの理由からやめた方がいいでしょう。
まず、「優しい人」「尊敬できる人」などの定義は人それぞれなので、漠然として読んだ人もピンとこないのです。それに、
自分で「私は尊敬できる男だ」と思っている人がいるとしたら、プライベートで関わりたいでしょうか。
どうやら久美さんは、相手の年収が高いとかスペックが高いという理由で「尊敬できる」と思っていました。その結果、
少々スペックは高いけれど承認欲求が高すぎる尊大な男ばかり引き寄せていたようです。
それ以外にも、久美さんの相手探しは突っ込みどころ満載です。
「8年前の元カレと同じスペック」を求めるのは無理がある
まず、現在の年齢が33歳なのに、8歳若い25歳で付き合った元カレと同じ条件の男に出会うってことに無理があるのです。
有名大学卒とか銀行員の元カレ以上の年収の男性を探そうとしますが、彼らは人気もあります。
スペックが高いのに残っている男性は、何か問題を抱えている確率も高いのです。私は思わずこう助言しました。

「
尊敬できるかどうかって、お相手の中に尊敬できる面を見つければいいだけじゃないんでしょうか。スペックの高さに現れなくても、
ポジティブとか気配りできるとかいろいろとかあるじゃないですか」
「そうですよね~。私って男を見る目がなかったんですね。でもそういう性格ってプロフィールじゃわからないじゃないですか」
その通り。プロフィールだけでは、尊敬できる相手かどうか判断できません。
「そうですよ。試しに会ってみないと。久美さん自身、5年後はどういう生活をしていたいのでしょうか?」
「あまりしっかり考えたことがないです。
子どもは欲しいかなと思っています。仕事は続けていたいです」
久美さんに合いそうなパートナーの条件が、垣間見えてきました。
「
それなら、スペック重視より家事や育児も協力してやっていける方の方がよいのでは?」
「あ~、そうですよね」