久美さんの自己紹介文も変え、婚活を再スタートしました。間口も広くしていろんな男性と会ってみますが、
雑な扱いに慣れすぎている久美さんは、センサーが鈍すぎました。
ある男性はお見合い時に禁止されている“タメ口”だったのですが、「顔もスペックもよかったから」と交際希望を出していました。

また別の男性とは、お見合いで鎌倉や京都など歴史がある街に行くのが好きという話題で盛り上がりました。お互いに好印象でまた会う約束をしますが、その男性から「
鎌倉に行きたいって言ってましたよね。土曜日に鎌倉行きませんか?」と連絡が来ました。
鎌倉なら1日がかりのデートです。久美さんも
1時間お茶した程度のあまり知らない相手と鎌倉には行きたくなかったそうですが、我慢して鎌倉に行こうとしてしまっていたのです。察してくれない相手にモヤモヤしていました。
それなのに『いいですね! 鎌倉楽しみです♪』と返信しようとしていたので、私が止めました。
自分を殺してまで、相手が喜ぶことを“先読み”しないで
久美さんに限らず、男性から雑に扱われがちな女性はこういうシーンで我慢してしまう傾向があります。そして、
相手が喜びそうなことを先読みして合わせることを努力と思いがちです。でもその我慢は、見当違いの努力です。
私が添削した返信文がこちらです。
「お誘いありがとうございます。まだ知り合ったばかりで緊張してせっかく鎌倉に行っても全力で楽しめないかもしれません。土曜日はランチにして、鎌倉はまた来月あたり行きませんか?」
久美さんは「
これを送って嫌われないでしょうか。自分の要望を言ったことがないんです」と散々渋りました。それでも最終的には送信してくれました。
相手の男性からはすぐ返信がきて、ランチにプラン変更してもらうことができました。
男性を見る目がないことに加えて、
久美さん自らが勝手に我慢してだめんずを育てていたようでした。自分の要望を伝えることを「わがまま」と勘違いする女性も多いのですが、どうして欲しいか自分の取り扱い方を言葉にして伝えている女性の方が男性と信頼関係を築きやすいのです。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt