今回の「パブーストブルーリボン」社の投稿はドライ・ジャニュアリーに対抗して1月1日からスタートさせたSNSキャンペーン、「ウェット・ジャニュアリー(Wet January)」の一環だったようですが、早々に「失敗事例」の烙印(らくいん)を押され、キャンペーン自体を取りやめてしまったようです。
騒動以降、公式アカウントでは「Beer」と2度つぶやいたのと、「何かやりなよ」というイラストでユーザーからイジられたのに対し「僕のスマホ充電器が見つからないんだ」と返答したきり。
1月1日に投稿されていたという「もし1月がドライでなかったら」というツイートも、「いまだにウェット・ジャニュアリー関連の投稿をし続けていること自体が悪趣味」という批判を受けて既に削除されています。
マーケティング専門メディアの『アドウィーク ADWEEK』は、これまで同ブランドが炎上を防ぎつつも攻めたキャンペーンを行ってきたことを紹介しつつも、今回のキャンペーンに限っては「新年3日目にして早くも今年最初の失策を目撃しています」とバッサリ。

(画像:「パブストブルーリボン」公式サイトより)
同社のマーケティングVP(ヴァイスプレジデント)であるニック・リーリー氏はメディアに向けた声明の中で、不適切なツイートについて謝罪するとともに、「問題のツイートはスタッフ一人の間違った判断で書かれたものであり、決してブランドの価値観を反映したものではありません」と弁明。
現在まで謝罪ツイートはありませんが、社内でこの問題に対する対応を進めているそう。SNSを通じて、「パブーストブルーリボン」が今後どのような発信を行っていくかにも注目が集まっています。
Sources:「
New York Post」「
Forbes」「
ADWEEK」
<文/橘エコ>
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アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。