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25歳のご長寿猫“へちまさん”と飼い主の想い「生きている今、ありがとうと伝えたい」

へちまさんにしているさまざまなケア

image5 こんな日々が、これからも続きますように……。そう祈りながら、如月さんは愛猫の命が長く紡がれるよう、暮らしの中でさまざまなケアを行い、加齢という変化ごと、へちまさんを愛し、見守り続けています。たとえば…… 【へちまさんと共に暮らす中で意識してきたこと】 ① 冬場は室温・湿度に気を付ける ② 加齢による毛割れをサプリメントでケア ③ 足腰用のサプリメント、エネルギー補給ができるサプリメントを取り入れる ④ 転んでもいいよう、部屋中に猫用ベッドをたくさん用意 ⑤ 人間用ベッドで一緒に寝ていた頃には階段やスロープを設置 ⑥ 循環型の給水器を設置 ⑦ 給水機の水を温水に変える機器を設置し、冷え防止 ⑧ 人間用のベッド・布団には防水シーツ ⑨ 様々な食事を用意し、急な食欲の変化に対応 ⑩ うんちの写真や体重、ご飯の残量を記録 ⑪ 投薬はオブラートやカプセルを使って負担を軽減 ⑫ Catlog(猫の行動を記録する首輪型デバイス)を着けて行動を把握 ⑬ 毎日写真を撮り、目を見て話しかける ⑭ 少しでも心配ごとがあれば動物病院へ行く

寄り添える今は「ありがとう」を伝えたい

image4 如月さんにとって、へちまちゃんは命より大切な存在。そのため、いつか来る別れを想像し、怖くなることもあります。 「へちまがいなくなったら、かなり自堕落な生活になるでしょうね。最初で最後の猫。もう猫を迎えることはないと思いながら、毎日過ごしています」  振り返ると、つらく寂しい思いをさせた過去もあった……。そう悔やむこともあるからこそ、隣で寄り添える今は「一緒にいてくれてありがとう」「いつもありがとう」という気持ちを持ちながら、そばにいたい――。  そう語る如月さんは苦楽を共に乗り越えてきた愛猫を最期まで愛しぬこうと、今日も愛を贈り続けます。  共に築いてきた、泣き、笑い、怒り、驚かされた思い出の数々はふたりにとって、何にも代えられない宝物。どれだけ時が経っても色あせない「これまで」を語り合いながら、2人は互いの温もりを噛みしめています。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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