彼は土下座して、隠していたことを謝罪しました。しかし、芽衣さんにとってはとても受け入れられません。色々と確認したいことや聞きたいことはあったものの、話し合いをする気にもなれず社員寮を後にし、そのまま横浜の自宅へ帰りました。

トーク画面のスクショ(芽衣さん提供)
帰りの東北新幹線の中で、芽衣さんは彼にLINEで別れを告げます。
「騙された、というよりも、裏切られたと思いました。そういう事情はあらかじめ伝えておいてほしかったです。こんな最悪な恋愛はこりごりです」
芽衣さんは今年で31歳。本当は20代のうちに結婚したかったのに、こんなはずじゃなかったとうなだれてしまいました。
結婚というのは相手があってこそのもの。自分だけの努力ではどうにもならないこともたくさんあって気分も塞ぎ込みがちです。芽衣さんに一日も早く幸せが訪れるといいですね。
―シリーズ「自分史上最悪の恋愛」―
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<文/浅川玲奈>
浅川玲奈
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。