
少しでも安心しながら家に慣れてもらうため、さしみさんはお迎え後1週間はぽん太郎くんにケージで過ごしてもらうことに。
その後は一部屋から慣れてもらう予定でしたが、さしみさんの心配をよそにぽん太郎くんはまるで何年も前から飼い猫だったかのように、おうちでリラックス。
「犬みたいにお腹を出して。なでなで要求が激しい子でした。友人から犬みたいな猫と聞いた時は、本当にそんな子がいるのかと半信半疑でしたが、犬でした(笑)」
共に暮らす時間が長くなるにつれ、ぽん太郎くんは我を出してくれるようになりました。

「前はイエスマンのように『何でもします』という感じだったのに、今はちゃんと嫌な顔をするようになりました。」
その一方で変わらないのは、おしゃべり好きなところ。さしみさんが話しかけると、短く「ニャッ」と鳴き、お返事をしてくれます。
そんなぽん太郎くんが大好きなのは、膝に抱きかかえられること。大好きな人のぬくもりを感じると恍惚とした表情を浮かべながら見つめてきて、「ンッンッアッアッ」と、喜びを表現します。
ようやくたどり着いた、さしみさん宅という安寧の地。ここは、ぽん太郎くんにとってかけがえのない場所になっています。