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――ではお肌や髪を若々しく保つ秘訣はなんだと思いますか?
illallan:高級なヘアケアやスキンケアよりも、体の内側にたっぷりと水分を入れてあげることが何よりも大切だと思います。毛細血管が毛根やお肌に栄養を運んでいるので体内の水の循環をよくしてあげることが大事です。水をたくさん飲んで、しっかりと排尿して循環させてあげることで肌も髪も生き生きとした状態を保ちやすくなると思います。
――目安としてどのくらい水を飲めばいいですか?
illallan:私は1日に2リットル飲んでいます。一度沸かした水を冷まして自分の体温より少し高いくらいの温度にしています。
「そんなに飲めないよ」という方も、せめて1日に1リットルくらいは飲むクセを付けていただけたらと思います。
――年齢と共に美容に対する捉え方が変化していくと思います。どんな美容のモチベーションを持っていますか?
illallan:私の中では「63歳のベストでいたい」という気持ちがあります。世間で「美魔女」と呼ばれるような「歳よりもずっと若く見られたい」という気持ちはまったくないですね。
年齢を重ねるとシワが出てくるし皮膚もたるんでくるので、若い頃に比べると目が細く見えたりもします。でもそれは受け入れて、その中で1番いい状態に見えるようにと考えています。
――肌や髪の状態が変わっていくと、それまでのメイクが似合わなくなってきたりします。illallanさんはどんなメイクを意識していますか?
illallan:私は加齢で顔の印象が薄くなってきたので「あえてボカしたままにしておく」という戦略を取っています。まつ毛エクステをしたり、目鼻立ちをくっきりさせるようなメイクは若い人向けの美の基準だと思っています。
――確かに年齢を重ねてから目元に強いアイラインを入れたりすると、逆に年齢を感じさせる印象がありますね。
illallan:だから私はアイライナーやアイブロウ、口紅の色をどんどん薄くしています。水彩画みたいに全体を淡くさせて、よく写真の補正で「ボカし加工」がありますけど「自分でボカし加工」みたいな感じです(笑)。
私はこの戦略にグレーヘアが一役買ってくれると思ったんです。髪の色が薄くなると一層全体がふわふわとした印象になります。