――いつ頃からそういう取り組みを考えるようになったのですか?
illallan:薬店で働いていた頃、毎日のように電話をかけてくるお年寄りの方が多かったんです。「他に話せる人がいないから依存されているんだろうな」と感じていました。お一人暮らしの方が多いので、「そういう人たちが繋がれる場所があったらいいな」と思いました。
最近もう1つのブログ「
だんだんと美しくなる人生ーシニアライフ」を始めたのもそのためで、広告収益を貯蓄してプラットフォームを運営する時のための資金にしようと思っています。ブログで発信を続けることで、「止まり木を欲しい」と思っている「仲間」に届けばいいなと思います。サプリメント作りも、ブログでの発信を受け留めてくれた大勢の「仲間」の力で実現しました。その成功体験があるので、もう一つの夢も、きっと実現できるはずだと思っています。
――私たちの母や、私たち自身が高齢になったときにそういう場所があるといいなと思います。
illallan:私たちより上の世代と違って、私たちはぎりぎりパソコンを使える世代なので、オンライン上のプラットフォームに無理なく馴染めると思うんです。生きがいを持ってシニアが集える場所を作り上げることが、私の夢であり、私に課されたミッションだと感じています。
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<取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。