中村倫也の新郎役に萌えまくり!バカリズム脚本『ウェディング・ハイ』が面白い
「大真面目」だからこそ面白いコメディに
『ウェディング・ハイ』は、「本当に面白いコメディは頭の良い人たちが作っている」ことを改めて思い知らされる。
モノローグを多用することでクセの強いキャラクターたちの「思考のズレ」を観客に知らせていき、時系列を入れ替えることで同じ時間の「裏側」も見せていく、群像劇として考え抜かれた構成がされているからだ。
加えて、クセの強いキャラクターを演じる超豪華キャストたちが、実は全員「大真面目」であることも重要だ。とある理由から主賓挨拶に挑む上司を演じる高橋克実や、とんでもない方向のVTRを作る映像ディレクターの青年役の中尾明慶、はたまた謎の男に扮する向井理、その他、余興に取り組む親類たちが、客観的にはバカバカしくも思えることであっても全力投球する「本気」が、笑えると共に感動も呼ぶのだ。
小学生レベルのギャグでさえも「結婚式讃歌」へとつながる
【公開情報】
映画『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)ロードショー
配給:松竹
(C)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
映画『ウェディング・ハイ』は3月12日(土)ロードショー
配給:松竹
(C)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会


