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「マスクは“下着”だから外せない」マスク依存の25歳女性が、必死に隠したいもの

マスクは私を、理不尽な世界から守ってくれる

マスクが上司の小言や、他人の視線から守ってくれる防具(ガード)になったということでしょうか? 「そうです。『マスク一枚でなにも変わらないよ』って言われるかもしれませんが、私は変わったんです。心がガードで守られるような感覚でした。辛いのに無理して愛想笑いをしなくていいし、堂々と歯を食いしばって耐えられる。マスクの下で歯をむき出しにして威嚇(いかく)したり、思いっきり口角を下げてへの字口にしたりもできる」 マスク依存マスクの下は見えないから、無理に“社会人”にならなくていい。そう思うことで心がラクになったのだそう。 「人と壁を作ると言うと語弊がありそうですが、人と適度な距離を保てているような。それがマスクのおかげでできるようになったんです」 彼女にとってマスクは、社会人としての自分を支えてくれる“心のよりどころ”でもあり、外敵から守ってくれる防具にもなったそうですが……

マスクが不要になる日を、想像するとすごく怖い

「でもここまで手放せなくなってしまうとは思いませんでした。もはや顔の一部どころか、私自身の一部ですから。今はコロナ禍で仕事中や会議でもマスク着用を求められますが、怖いのはコロナが落ち着いてからです。 マスクをつけるのは、下着をつけるのと同じくらい当たり前で不可欠なこと。『マスクを外せ』と言われたら、もう会社に行けないかもしれない。 社会人として自信をつける前にコロナが流行ってしまったから、まだ自分一人で何でも立ち向かえる、臨機応変に対応する力が正直ないと思います。マスクに頼りつつ、なんとか自分の心を守っているような感じですし……。コロナが沈静化したとき、自分がどうなってしまうのか。想像するとすごく怖いです」
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「整形したい」マスク依存になった高校生の母親は…
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