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ダウン症のモデルの母が語る夢、障がいがあっても夢をあきらめなくていい

誹謗中傷の言葉が飛んでくることも

 現在、TwitterとInstagram、Amebaブログのアカウントは由美さんが動かしていますが、時折心無い誹謗中傷のリプライも飛んでくるといいます。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
障害があるから親子二人で夢に向かっていける

2019年2月に開催された「障がい者モデルファッションショー」に出演。まったく緊張せず楽しんだそう。

「『このスタイルはモデルは無理、なぜモデルにこだわるの、もっと向いていることがあると思う』ときて、そこで私は『プラスサイズのモデルさんもいたりいろんなモデルがいますよ』と書いたら『プラスサイズのモデルは需要があるから可能。需要がなければプロになれない。夢は夢、現実を見たらどうですか』ときました。  他に直接誹謗中傷がきたとき、いろいろ問いただしたら最後は謝ってきて『自分は何をやってもうまくいかなくて羨ましかった』と言っていました。それをここに矛先をむけられてもね」

障がいがあるから親子二人で夢に向かっていける

この春に高校卒業。働きながらモデルの活動を続ける

3月11日に特別支援学校高等部を卒業しました。

 菜桜さんは3月に、高校を卒業しました。現在は就労継続支援B型事業所(※)で働きながらモデルの活動を続けています。 ※障害がある方などが自分のペースで就労訓練や仕事を行える福祉サービス
3月11日は菜桜さんの誕生日

3月11日は菜桜さんの誕生日でもあり、ダブルでおめでたい日。18歳になりました。

「菜桜を産んだときはまさかこうやってモデルの仕事をさせるなんて思ってもいませんでした。正直、私は他のお母さんたちと比べて活発に動いている方だと思います。子どもとこんな人生を歩めるのはこの子のおかげかなともちろん思うし、やっぱり夢を追いかける子どもを一緒に追いかけられるって幸せかなと。  うちは健常者のお姉ちゃんとお兄ちゃんもいるのですが、夢を見つけても自分で追いかけるじゃないですか。親は頑張ってねという声援しかできないですから、障がいがあることでこの子と一緒に何でも夢に携われるって幸せですよね」
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日本の大手ブランドにはダウン症モデルがいない
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