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アラフィフでも痩せたい!「更年期太りの対策」を保健師が教えます

更年期太りの原因3、エストロゲンが減るから

『エストロゲン』とは女性ホルモンの1つです。女性らしい身体をつくるだけでなく、皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経など色々な働きに関係しています。なかでも驚きなのが、なんと、脂肪燃焼をうながし、内臓脂肪がつくのを防ぐ働きもしているんです。 ところが、この『エストロゲン』は、更年期に入ってくると、分泌が急激に減ってしまいます。そのため、更年期の女性は、色々なところに不調が出てくるだけでなく、脂肪が燃焼しにくく、内臓脂肪のつきやすい体になっていってしまうんです。 ダイエットを宣言するもスルーまた、『エストロゲン』は、『レプチン』と言う脳の満腹中枢に働いて、食欲を抑制してくれるホルモンの分泌を促してくれています。ですので、更年期になり『エストロゲン』が急激に減ると、食欲のコントロールもしにくくなってしまうんですね。 ここでいったんまとめると、更年期太りの原因は、 1、基礎代謝が低下する 2、血糖値が上がりやすくなる 3、エストロゲンが減るから でしたね。 それでは次に『更年期太りの対策』について、今からできる具体的な方法をお伝えしていきます。

更年期太りの対策1.筋肉をこれ以上落とさない

基礎代謝量が落ちる原因の1つが、筋肉の減少でしたね。女性は、30歳を過ぎると、年に1%の筋肉が減少していきます。ということは、『いかに筋肉を落とさないようにするか?』が大切になってくるんです。 筋肉と聞くと、筋トレが思い浮かんだ方も多いかと思いますが、女性は男性と違い、筋肉がつきにくいと言われています。ですので、女性の場合、筋トレを毎日何時間も行うというようなガムシャラな筋トレはおススメではないんです。 実は、筋肉を維持するために、筋トレよりもはるかに楽で、食べることが大好きな女性には、もってこいの対策があるんです。 それは、毎食しっかりタンパク質をとることです!なぜなら、タンパク質が不足してしまうと、筋肉の分解が始まり筋肉がどんどん減っていってしまうからです。 肝臓を整えるためには、「毎食、たんぱく質をきちんと摂る」ですから、タンパク質を毎食しっかりとることで、筋肉の分解を防ぎ、筋肉を簡単に維持することにつながるんですね。 ちなみに、食事間隔が6時間以上空いてしまうと、筋肉の分解が始まると言われているので、6時間以上空かないよう食事時間を工夫するのもポイントです。もしも、仕事でどうしても食事時間が空いてしまう。という方は、おやつ代わりに、チーズや豆乳など手軽にとれるタンパク質をとるのもおススメです。 加えて、筋肉のためには、タンパク質だけでなく、ビタミンDをしっかりとることも大切と言われています。なぜなら、ビタミンDは、タンパク質の筋肉合成を高める働きがあるからです。 ビタミンDが多く含まれるおススメの食材は、鮭・サンマ・イワシなどの魚介類や、きくらげ・乾燥シイタケ・まいたけなど。ちなみに、ビタミンDは、日光を浴びることによって皮膚で作ることもでき、15分程度日にあたるだけでも、効果があるそうですよ。 また、筋肉の7割は下半身にあるので、筋肉維持のために、歩くこともとってもおススメです。近くのコンビニまで歩いて行ってみる、エレベーターを使わずに階段を使ってみるなど、日常の中でできることから始めてみると良いかもしれません。
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更年期太りの対策2は?
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