「私より2歳年上の彼も年相応の感じになってましたが、話し方や中身は昔のまま。しかも、私だけじゃなく彼もバツイチで今はフリーだったことがわかったんです!」
今では週1~2回のZoomでやりとりが恒例化。小学校高学年の娘さんもすっかり彼に懐いており、「私はママの再婚に賛成だよ」と後押ししてくれるそうです。
「娘には彼とのことを話したんです。そしたら『これは神様が2人を引き合わせてくれたんだよ!』って。正直なところ、彼から復縁を求められていて、私もできればそうしたいとは伝えました。
ただ、この年で国際結婚となると大変なことも多いじゃないですか。オーストラリアは外国人観光客の受け入れを再開しましたが、病院に勤めている私は立場的に渡航がやっぱり難しく、かといって日本はまだ観光客受け入れをしていないので彼が来日することもできません。でも、娘は移住に前向きで、彼も『僕が日本に住んでもいい』と言ってくれて、そこはありがたいなと思っています」
かつて大反対していた両親も父親はすでに他界。母親からは賛成してあげられなかったことを詫びられ、今度は反対される心配はなさそうです。
「とりあえず、日本が観光客受け入れを再開したタイミングで彼が一度こっちに来る方向で話を進めています。そのときに改めてどうするか話し合うことになると思います。いろいろと問題はまだ山積みですが、昔に比べたらどうってことないかなって。まさかこんな展開になるなんて予想できませんでしたけどね(笑)」

破局から17年の時を経て、再び動き出した恋。遠回りしすぎた彼女にはぜひ幸せになってもらいたいものです。
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<文/トシタカマサ イラスト/朝倉千夏>
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。