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全身転移から完治を目指す“末期がん配信者”2人が伝えたいこと

39歳の時に大腸がんステージ3bと診断

末期がん配信者

がんとの付き合いは今年で8年というニーナヒデヒコさん(47歳)

 がんとの付き合いは今年で8年というニーナヒデヒコさんは、働き盛りの39歳の時に大腸がんステージ3bと診断され、手術を受けた。 「がんを切除したからこれで終わり」と気楽に考えていたが、その2年後に膵臓、小腸、十二指腸に転移。そこで初めて「命を取られてしまう。あとどのくらい生きられるのだろう」と恐怖を感じるも、2か月後にはさらに肝臓に転移。翌年には腹膜、小脳にまで転移して、余命6か月と宣告を受けてしまった。 「正直、もう覚悟をして、自分の遺影や葬儀の参列者に向けた感謝の文などを準備したこともありました。そこで自分と同じ病気でも元気になった人のブログを手当たり次第読み始めて、力をもらえたんです。ならば今度は自分が発信する側になって恩返しをしていこうと思ったのです」

がん保険の大切さと不屈の姿を伝えたい

末期がん配信者 ニーナさんはその間、「何がなんでも生きてやろう」と自分と相性のよい治療法を探し続け、現在の免疫療法に出合ってからみるみる回復。 「腹膜と肝臓以外のがんは死滅したようです。しかしこの免疫療法、当初は自由診療で1回の費用は約100万円。それを3週間毎ですから大変でした」  多額の治療費を捻出できたのは、ニーナさんの前職が保険の営業マンで、自身も保険に加入していたからだった。 「自分と相性のよい治療法をとことん探してほしい。でもお金がなければ、それを見つけても受けられません。だから僕は、配信を通じて保険の大切さも伝えていきたいです」 末期がん配信者 実際、ニーナさんのチャンネルには、保険についてのコンテンツもあり、保険会社から講演依頼もあるという。 「もちろん一番大事なのは、自分はがんで死なないという気持ちを伝えること。がんになっても諦めないでほしいし、楽しく生きるべきだと思う」  明日の病がどうなるかは、誰にもわからない。だが、配信は末期がん患者自身と視聴者の間に、勇気と力の循環を生み出しているようだ。 【ミミポポさん(37歳)】 26歳で乳がん発症。34歳の2019年、全身骨転移、肺転移した状態で余命2か月の宣告を受ける。YouTubeチャンネル「ミミポポCH【34歳で余命宣告された私】」 【ニーナヒデヒコさん(47歳)】 ’14年の大腸がんを発端に転移・再発を繰り返し現在まで7つのがんを併発。YouTubeチャンネル「7つのがんを持つ男ニーナヒデヒコの共病生活」 <取材・文/タカ大丸 モトタキ 和場まさみ 撮影/アセティア>
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